上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 まず始めに言っておくと、自分はロボットとかAIが好きだ。それが行動的不気味な谷効果であるのは解っているし、人の為に造られているのだから人に気に入られて当たり前(ある種のキャラクタ性に通ずる所があるが、多分もっと捻れている)というのも良く解っているのだけれど、それでも好きなのだから仕方が無い。

 と、前振りを振った所で、WALL・E/ウォーリーを見たのだけれど、実に面白かった。偏った見方をしているのは上に記した通りなので他の人がどう思うかは解らないが、それでも個人的には愉しむ事が出来た作品である。

 まずロボット達、キャラクターの動きが可愛い。可愛いというか凄い。動作と映像だけで感情や情緒を表現する手法は、長年培われて来た蓄積によるものであって、この辺り、日本はちょっと負けている。ピクサー系だとミスターインクレディブルとか、アイアンジャイアントを見た時も思ったが、本当はこういうものこそ日本がやるべきなのだろう。

 で、話としても九十分の中で飽きさせず、上手く纏めていたと思うし、テーマ的な部分でも共感するものを得た。

 七百年間の間に(恐らくゴミ処理に置けるゴミの選択的分別が発展して)自意識を獲得し、慶びや哀しみを見出す様になり、愛を理解して他者への好奇心を芽生えさせたウォーリー。対する人類は箱庭的宇宙船アクシオムの中で全てをロボットに任せ、その歴史も目的も思考も苦悩も忘れ去って、ただ独り在るがまま、快楽のままに生きている。アクシオムのロボット達も、機能的に動き続けるのみであって、人を個人として見てはいない。

 この両者の果たしてどちらがより人間らしいか、と言えば勿論迷う所であり、アクシオムの生活だって決して悪いものでは無く、この意見もやはり偏見の篭った、保守的なものには違いないのだが、少なくとも自分は、ウォーリーの様な者をこそ本当の人間だと思う。

 敬愛するゲーテもこう言っているでは無いか。『人間は努力する限り迷うものだ』と。或いは『人間は、生来のものであるばかりでなく、獲得されたものでもある。』『人間のあやまちこそ人間をほんとうに愛すべきものにする。』とも。

 この映画は迷いながらも他者への興味、真の人間性を持ち続けたウォーリーの行動が、具体的な意味でそれを持っていなかったイヴや、長い時の中でそれを忘れ去っていた人類に取り戻させるという話であり、仮にも文学を学び、小説を書いて『人間らしさ』を探している身にとっては、なかなか感慨深い作品だった。まぁ基本的には娯楽作であり、深く考える事も無く見ればいいのだろうけれど、そういう見方も出来るという事で一つお勧めとして。
スポンサーサイト
人が動くと書いて働くと読む。

その為の場所を求めて人が動かなければならないのも奇妙な話だ。

しかしそう急いて行かねば動ける場所も無いのだろう。

全く、中途半端に自由と束縛がある時代だ。

時折俺は中世以来の封建主義を懐かしく思い、何時かまた技術が真に神と変わる時代が来るのではと密かに期待しているのだが残念な事にまだそこまでは来ていない。

俺が生きている間に来れば僥倖だがともあれ一先ずはこの奇妙さを続けねばならない様だ。

という訳で一時面接へ行って来まーす。
 小説を書くのと、デッキを作るのは、非常に良く似ている。

 数百数千枚に至るであろう中からたった一枚のカードを元に、或いは同種のカード達から根幹となるテーマを導き出して、試行錯誤を繰り返しながら、言葉を紡ぐ様にデッキを積み上げて行く。カードとカードの相乗効果を考え、全てをそれに結び付けて行きながらも、しかし枝葉は伸ばし続け、決して途切れる事も無く、万事に及びつつも、しかし最初の一つに向けて構築する。そうして出来上がったデッキには、作成者の個性が宿っている。物書きの癖、どの様な内容を、文体を、言葉を好むのかが作品に良く表れる様に、そのデッキを見れば一体誰が作ったのかが解るというものだ。仮令それがメタ的視点の、個人を超越した、抽象的観念から作られたもの(大会で多く活躍しているから、或いは大会で多く活躍しているデッキと相性が良いからなどの理由)であったとしても、カードの選択には少なからず、自己が出てしまうものである。

 かくして自分の書く小説がどう見ても理のものである様に、自分が作るデッキもまた疑う事無く理のものであり、アラーラの再誕を経て、否定の壁と続唱を得て、領土を滅ぼすものとのシナジーが安心して打てる様になった新たなリバイアサンデッキに、早速うんざりした顔と声が返って来て、実にご満悦の昨今である。

 いやまぁ実際、続唱が強い。ライフゲイン続唱もいいが、続唱ワームから脱出がぽんと出た日には、二枚目のリバイアサン状態だし、そうで無くともアドバンテージは稼げて実に面白い。全部続唱エンチャントなんてのもあるし、そいつでもちょいと試して見たい気分である。

 正直余り良い巡り合わせは無いかと思っていたが、なかなかどうして悪くないものが手に入り、喜ばしい限りだ。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。