上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 話したか覚えていないが、自分は鼻が悪い。
 アレルギー体質であり、花粉症持ちであり、鼻炎持ちだ。父方の家系が伝統として鼻が悪いのだが、母親の方も悪いと言う、子供の頃所か、鼻が悪い事が確定であったのだ。

 故に殆ど一年中ずるずると鼻をかんでいる訳だが、特にこの冬がキツい。花粉が出る春や、気温が変化する夏から秋に掛けてもキツいのだが、その比では無い。暖かい時は発汗から呼吸も多くなり、必然的に鼻の方も楽になるのだが、冬はなかなか行かないものだ。

 さて、この鼻について、ちょっとした過去がある。

 かなり痛い話であるので、嫌な人は回れ右だ。

 あれは中学三年の夏休みだった。

 同じ様に鼻が悪かった友人が、鼻の手術をした事で、通りが良くなりすっきりしたと言う話を聞いた自分は、彼を見習って自分もして見るかと地元の病院で手術して貰う事にした。

 以前診て貰った所、自分の鼻の骨、正確には真ん中にあって二つの穴を隔てている骨は湾曲しており、さらに奥で粘膜が過剰に出ている為通りが悪いと言う。今回の手術は、この湾曲した骨を矯正し、粘膜を焼き切ると言う手術である。

 その方法であるが、まず鼻にメスを入れ開いた後、骨を切断。しかる後ドリルで出っ張った部分を削り真っ直ぐにすると共に、レーザーを粘膜にあて除去するものであった。どうやって戻すのかと言う疑問があるので、骨を切断したのは記憶違いかもしれないがな。

 手術中、何が嫌かと言えば、鼻だけに麻酔がされている為、ドリルの音が聞こえてくる事だ。想像してみて欲しい、自らの耳元でキュラキュラガリガリゴリゴリと言う硬いものを削る音が聞こえるのだ。ついでに回りの医者の声もばっちり聞こえて来る。溜まったものでは無い。

 それでも大体一時間弱程で手術は終わり、一種の整形手術なので入院する事も無く直ぐに帰宅となった。

 が。

 本当の恐怖はここからであった。

 家に戻った自分は、コンビニで奢って貰った揚げパンを食っていた。鼻=口腔に至る手術に及ぶ折食事は一昨日から抜かしていた為に、それは美味かった。

 が、その時何か喉元に奇妙な違和感があった。喉ちんこが喉に当たっている感覚と言えば適当だろうか。その違和感はずっと続いていたが、まぁ手術の後だからな、と自分を納得させ、特に気にしなかった。

 だが違和感は夜になっても続き、どうにもこうにも眠れない。思い切って自分は喉に手を入れた。

 何か、ある。

 柔らかい何かが、自らの指に当たる感触。しかも摘める。痛くは無いが息苦しい。魚の骨か何かの類か、と思った自分は意を決して、ずるりとそれを引っ張った。

 鈍い痛みと共に出て来たのは、夥しい血の付いた脱脂綿であった。

 そう、鼻は喉と繋がっている。手術後の出血を止める為、鼻に入れていた脱脂綿が、食事による喉の前後運動によって降下、本来なら空気を入れる喉の穴から出てきてしまったのだ。

 かなり驚いた。しかもこの脱脂綿、鼻から喉までを通っているので、相当に長い。これ以上取る事も出来ぬ。無理に取ったのでダラダラと血は流れ、呼吸すらままなら無い。

 直ぐに両親に連れられ、病院の緊急へと向かった自分は、手馴れぬ当直医によってだが、どうにかこうにか脱脂綿を取り除く事に成功した。
その方法であるが、まず伸びていた脱脂綿を手頃な大きさまで切断。その後、麻酔を掛け、ずるりずるりと喉から脱脂綿を抜くと言うものであった。

 はっきり言って、無茶苦茶痛い。この痛みは、何と説明したらいいだろうか。素人が口で食べた饂飩を鼻から出す曲芸を試みた時の痛みと言うべきか。恐らく体験しなければ絶対に解らぬ痛みだ。

 かく言う訳で、本来は数日取れない筈のものを取ったのだが、その後は何事も無く終わった。

 思い返すだけで鈍い痛みが蘇り、正直思い出したくない話であった。

 尚、その手術の結果鼻はどうなったかと言うと、一年程は確かに通りが良く心地良かった。が、今現在薬を飲まないと鼻水がつまり、息苦しい事山の如しな状態である。

 自分が二度と鼻の手術等するものかと思ったのは言うまでも無い。
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://tasogaremignon.blog79.fc2.com/tb.php/111-1848eaa0
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。