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 前の記事でココアを飲んでいると書いたが、実は先程まで、九時からは見るものが無い(細木の婆ぁはさっさとくたばらないものか)と言う事で小学生の弟と共に、何度目かの『チャーリーとチョコレート工場』を見ていた為である。
 監督はティムバートンで、主演は我等のジョニーデップである。

 以前見たのだが、何度見ても面白い。

 この作品は、何と言ってもジョニーデップ扮するウィリーウォンカが秀逸であるな。

 他の登場人物達もよくキャラが立っており、チャーリーの両親や二人の祖父、祖母なんかは登場時間にしたらかなり少ないけれど、どんなキャラか直ぐに思い浮かべられる。

 しかし、やはりウィリーウォンカの魅力には叶わない。前にも言ったがもう一度。この作品は、

 ウィリーウォンカのチョコレート工場』にすべきだった。

 それ程までに魅力的な人物である。

 何が魅力的か、と言えば言動の端々から感じられる怪しげ且つ独特な雰囲気(これはジョニーデップが演じたキャプテン・ジャック・スパロウにも言える)だろう。

 ウィリーウォンカの子供時代は、サー・クリストファー・リー演じる偏屈な歯医者の父親により、彼のトラウマとなっている。拘束具に見える歯並び矯正器具を付け、頑なにお菓子、特にチョコレートを食べさせない父親は、リーの迫力もあって、恐ろしさすら感じる。

 その後父親に嫌気が差し、家から飛び出した彼は、成長した後も、『両親』と言う事が出来ない。そして親元から離れ、自由気ままに過ごした彼は、一種の変人もっと言えば狂人になってしまった。

 頭の中はチョコレートの事だけ。チョコレート工場の中は彼の精神が具現化したかの様な毒彩色に色取られた様々な施設が設置されており、施設は招かれた五人の子供達の内、チャーリー以外のでしゃばりな四人の子供達をマザーグース的なユーモラス且つグロテスクな方法で風刺的に裁いて行く。ウォンカ本人はそれを偶然の事故の様に振舞っていたが、明らかに狙ってやっていた。少なくとも、大いに楽しんでいた。

 そんなまるでうすた京介作品のキャラの様なウィリーウォンカジョニーデップがくねくねうねうね、時にしゃきっと素晴らしい演技で魅せてくれる。(オーガスタスの風刺シーンにおける何を馬鹿な事をは最高の笑い所だ)

 しかし変人狂人なウォンカも、人並の感情を持っていた。家族を、父親を慕う心を。ただ子供の頃の記憶に苛まれていただけで。原作及び前作の映画化で無かったと言う過去とその邂逅によって、このウォンカと言うキャラはただ皮肉屋で笑える道化では無く、愛らしい道化となったと思うのだ。

 その意味でティムバートンはよくやったと思うし、ジョニーデップは実にこのウィリー・ウォンカと言う人物を演じきったと感嘆する事然りである。やはりこの二人のコンビはいい。

 かく言う訳で、ウィリー・ウォンカのチョコレート工場ことチャーリーとチョコレート工場は非常に面白い。今回はウィリー・ウォンカに焦点を当てたが、その他の部分も実に良く出来ている秀作である。ハリー・ポッターシリーズと勘違いして見ないと言うのは勿体無いぞ。
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