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 寝正月三日目。気分は太公望(手抜き絵)のソレである。

 そんな中、今日は親父が借りてきた『キングダムオブヘブン』を見た。例の如くネタバレありありで。
 余り話題になっていなかったが、非常に面白い作品だった。

 まず何と言っても監督がリドリー・スコットだけに映像が凄い。光陰の付け方やカメラワーク等は流石であり、特にエルサレムの王とサラディンが休戦交渉する場面は圧巻である。

 また登場人物達も、それぞれでキャラが立っていて非情に良い。主人公のバリアンも(心情としての)騎士の鏡の様な人物で格好良かったが、何と言っても仮面のエルサレム王ボードワン四世とサラディンが大変魅力であった。

 後、あの時代の雰囲気が良く出ていたと思う。時代考証はまぁ娯楽作品としての着色は当然されている(事実としては最後の場面以外あっていない)が、服装や武装は相当凝っているそうな。特にラストバトルである攻城戦は、色々と参考になった。バリスタとか、火炎瓶、油落としとか迫力があったな。流石に汚物攻撃はされてなかった様だが。

 ストーリーも、なかなか良く出来ていたと思う。(歴史的知識が無いと、この辺り辛いかもしれないが)エルサレムを明け渡す時にエルサレムとは何かをバリアンが問うた時のサラディンの台詞「何も無い。だが全てだ。」そして「信仰(エルサレム)とはここ(頭)とここ(心)にある」と言う台詞が如実に表す様に、信仰を見失ったバリアンが信仰とは壮大な王国でも難解な形式にも無くただ己の中にあると悟るまでの話であった。

 ただ一つ難を言えば、展開が、特に前半のソレが非情に速い。

 鍛冶屋だったバリアンが実は高名な騎士の息子で自殺した妻を侮辱した事で義兄を殺しちゃった罪を洗う為に現れた父親と同行するも義兄が実は司教で追手が放たれ何とか倒すも父親は負傷し、エルサレムの海の玄関であるメッシーナに付くが傷が祟って父親は病死。形見の剣と騎士の称号を得てエルサレムを目指すバリアンの船は、嵐により難破。ただ一人生き残った彼は砂漠をさ迷うが、そこに何やらいちゃもんを付けて来るイスラームの騎士が居て、成り行き上交戦し、そいつを殺す。その後その男の家来によってエルサレムに到着。

 ここまでで、三十分かそこらだったと記憶している。少なくともそう感じられた。まるでFFT辺りのシミュレーションRPGでレベル上げしないでイベントだけ淡々とこなして行った感じである。エルサレムが舞台の話なので、そこに付かないと話にならない訳だが、それにしてももうちょっと、特に自殺した妻や父親との関係を描くべきだったろうに。また、他の場面でも前後の脈絡無く行き成り飛ぶ場面があり「?」とする所が多々あった。

 そう思ったら、やはり相当端折っていたらしい。実際三時間以上あるそうだ。まぁ、それでも二時間半になる訳だがな。親父が借りてきたのは通常版だったので、ディレクターズカット版を見てみたい所だ。

 かく言う訳で良作であるので、一度見ては如何だろうか。何でも公式ガイドブックが相当読み応えのあるものだそうで、ちょっと買ってみようかとも思っている次第。
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