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 先日、仮面ライダーカブトが終了した。途中までは見ていたが、中盤の中たるみ、後半の唐突さ、総じて脚本の駄目さ加減で見る気を無くしてしまった。設定は面白かったのだがな。電王は、仮面ライダーと言うか仮面ライナーだからな。うーむ、しかし響鬼もアレであったし、とりあえず一話、二話は見ておくつもりである。

 そんな自分が一番好きなのは何を隠そう、クウガである。
 あの作品の好き嫌いはあるだろうが特撮ヒーロー史上最高の出来である事に疑問を抱く人間が居るだろうか。

 敵怪人であるグロンギ含む全ての登場人物のキャラを立てた上で、ヒーローと怪人が居ると言う大前提による現実的設定で書かれた脚本は、二話構成で基本プロットは変わらない(一話で苦戦、新たな力の片鱗→二話で特訓乃至何らかのヒントを得て、新たな力開眼、敵を倒す)とは言え、破綻する事無く一定のテンションを保ったまま一年を迎え終えた上質のものであり、しかもアクションもCG技術が未熟である事を抜かせば超一流と、文句無く最上の作品である。

 殊にアクションで言えば、グロンギの誰もが所謂雑魚では無く、その人格から能力に至るまで大変に魅力的である為、それを倒すクウガが実に良く映える訳だが、中でもゴ・バター・バ戦(飛蝗ライダー)ゴ・ガドル・バ戦(甲虫ライダー)ン・ダグバ・ゼバ戦(グロンギのクウガ、ラスボス)は必見である。

ようとぅべ参照 バター戦 ガドル戦前半 ガドル戦後半 ダグバ戦

 アクションから目を逸らして敵役を見ると、面白い奴は枚挙を厭わない。大型トラックを使いこなし、バックしますの機械音と共に遅い来るメ・ギャリド・ギ(ヤドカリ)。猛毒キスでクウガを瀕死に追い遣ったオカマビジュアル系メ・ギノガ・デ(キノコ)。カミュ全集を愛読するグラサンが素敵な吹き矢使いゴ・ブウロ・グ(梟)白いマフラーに黒い帽子と衣を纏ったイカすでも変身後と中の人はちょいと微妙なラ・ドルド・グ(鴉)等等。

 ただ、作品としての完成度ではクウガが圧倒的であるが、特撮ヒーローとしてのケレン味として言えば平成ライダーではファイズが素晴らしいな。超高機動形態アクセルフォームからの必殺五連同時クリムゾンスマッシュを初めとする絵的に斬新且つ格好良いシーンの数々には大変燃えた。敵役であるオルフェノクのデザイン(名前もいいな)も死から蘇った存在と言う意味では人目で解る秀逸なものであった。これでドラマやもっと細部がしっかりしていれば良かったのだがな。クウガが完成し過ぎていた為にリアル路線では無くケレン味を追求した特撮路線に言ってしまったのが昨今の微妙さでは無いだろうかと思うのだが(略)

 閑話休題。

 所で何故この話を演偽録つまり銀雨ことシルバーレインの様なPBW関連に書いてるかと言えば、

 ぶっちゃけあの蜘蛛男ってグロンギじゃね?

 と思ったからだ。ノリが。

 まぁただの妄想以上の願望に過ぎないのだが、そうだったら面白いな、と。いや、正直に言えば、対化物と言うのは、意思疎通が出来ない為、どうしても一方的になってしまい、興が削がれる感があるのだ。オーガ曰くもの言わぬ決して反撃してこぬ物体を相手に 思う存分叩き殴り蹴り・・・壊す 無抵抗をいいことになまぁ反撃はしてくる訳だが、もの言わぬ、ではある。基本的に。

 そう言う訳で、戦闘でも、論争でもガチでやれる相手として蜘蛛男から次々と同種が現れれば良いな、と思っている。当然一通り出揃ったら詠唱兵器を使うのである。

具体例

「うぉりゃぁっ!!!!」
 右肩に担がれていた暁徒の魔王が、その牙を軋ませながら蜘蛛に迫る。
 鍛錬を積んで止まない能力者としての力を持ってして振り下ろされた、機構剣と言う他の詠唱兵器よりも明らかに重量のあるチェーンソー剣をまともに受けて無傷で居る事はまずもって不可能。増してや無数の牙を一本の刃と成るまでに高速で回転させるそれを、防御するのは自殺行為以外の何ものでも無い。常識的に考えれば、ここで蜘蛛が取れる行動は回避以外無かった。
 しかし、
「児戯じゃな。」
 動かなかった。
 回避等微塵も感じさせぬ動作で、蜘蛛はゆらりと右手を上げた。
 魔王の刃が迫る。
 グギュ、ギュッ。ギッ、ギギッ、ギギギッ……
 微かに肉を裂く音、それ以上に大きく硬質の何かが擦り切れる音。
 止まっていた。
 肉眼では目視出来ぬ速度で奔る牙が、その刀身ごと受け止められていた。
 蜘蛛の右手には僅かに牙が食い込み血が滴っているが、それ以外に傷は無い。
「ぐっ!!??」
 力を込める。
 だが、剣もその刃もぴくりとも動かない。
 不可能を可能とした非常の存在に、暁徒の目が見開かれる。
 蜘蛛の方は暁徒の方には目もくれず、
「……おぉ……嘆かわしや、同胞よ。この様な哀れな姿になるとはのぅ。」
 左手で、魔王の刀身をすべらかに撫でている。
 と、その五指が握り込まれ、
「ぶはっ!!!!」
 ノーモーションで放たれた中段突きに、暁徒の体が吹き飛んだ。
 踏み止まらんと力む脚が、その意に反して地面を駆け抜けて行く。
 漸く止まったのは、先程の位置から十mも離れた所。
 肩膝付いて咳き込みながら、魔王を杖代わりに暁徒は蜘蛛を見た。
 蜘蛛の表情は、覆面代わりの包帯と黒眼鏡で覆われた顔からは解らない。
 だが、ゆらりと構えたその姿から、空気を伝って感じるそれは、静かなる怒りだった。
「……お返しをせねばなぁ。」
 だらりと下がった蜘蛛の右手が、真横に伸びる。
 肩に対して水平となる高さまで上がった時、その人差し指が、ぴっ、と宙を縦に引っ掻いた。
 途端、襤褸雑巾を千切る様に、空間が裂ける。
 僅かな綻びは音も無く広がり、拳大に。
 その向こうに見えるのは影も夜も越えた濃厚な闇。
 蜘蛛は、ぬぷりと闇の中に手を入れた。
 かき混ぜる様に見えぬ手首を動かす。
 やがて闇から抜かれたそこに握られていたものは、
「何っ!!??」
 妙に有機的構造をした歪な黒い刀剣。
 柄に奇妙な器具を付けたそれは、能力者が使う詠唱兵器に酷似していた。
「何っ、じゃと。何を驚く。」
 眼下から聞こえる声。
 一瞬よりも速い踏み込み。
 彼我の距離を零とした蜘蛛の光無き視線が、紅い眼鏡越しにかち合う。
「元はと言えば、素材(てつ)も技術(わざ)も我等のものぞ。」
 ひゅんと言う風斬り音。
 黒い閃光が、暁徒の喉元目掛けて飛び掛って――


 と、まぁ妄想のままに書いて見た訳だが、実にガドル戦であるな。と言うかブリーチかも知れん。

 そう言う訳で、妄想願望通りにならずとも、これからが楽しみだ。
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