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 散在日和。と言う訳で、D-Gray.man11巻とSBR12巻を購入。
■D-Gray.man
 今回は、アレイスター・クロウリー対ジャスデビ。

 前半は展開が遅いな。ここまで長く引っ張る必要は無かっただろうに。また、本来真面目に語られるべきシーンにて挿入されるギャグ描写に、ハガレンを感じたのは自分だけではあるまい。後、視覚(体感)を封じられる及び別の感覚でそれを補うと言う展開なんかは、以前より封神を連想させるな。

 それから、行き成り技に名前が付くのは如何なものか。新技とか。凄い唐突な感じである。肝心の対決は、それなりに面白かったがな。少々ごちゃごちゃしててテンポ悪いのはご愛嬌。

 正直な話、最初の頃と大分話が変わってきたのがきついな。まぁ買うが。主にロードたまとミランダの為に。

■SBR
 シュガー・マウンテンの話は、良い意味で実にジョジョらしい良作だった。

 ジョジョと言うのは、奇想天外な能力とその発揮法で、登場人物や読者に「こんなんどうやって倒すんだ」と言う絶望を与えて置いて、更にその上を行く奇想天外な方法にて解決するのが常である。

 が、その時事前に何の描写も無く「実は○○を既に××していた」の様な後付臭い解説や、「○○を××する事で△△した」と言うぎりぎりの状況で良くそんな教養が無いと解らない様な事思いついたな、と言いたくなる解決をする事が多々ある。それが絶妙に上手く描かれ(例:リンゴォ・ロードアゲイン戦の決着)読者に多大な説得力と圧倒的なカタルシスを与えるのがジョジョの売りなのだが、逆に失敗して上手く描かれず、そりゃねぇよと突っ込みたくなる衝動を与えてくれる事もままある。

 今回のシュガー・マウンテンは間違いなく前者である。スタンド能力的にも、教養レベル的にも何ら難解な事はせず、しかもあの状況に置いてかなり意外な方法を持って解決する。(そこに至るまでの過程や台詞も、登場人物、特にジャイロの性格や能力が如実に出ていて大変に宜しい)しかもジョニィが断腸の想いで選んだ決断、過去の言葉を借りれば彼の覚悟、シュガーの言葉を借りれば『真の全てを得る資格』をまざまざと見せ付けたオチの付け方等、素晴らしいと言う他無い。ラスト等SBRを超えてジョジョ屈指の名シーンと言って他ならないだろう。

 またこの話、寓話として見てもかなり奥が深いのだよな。何かを得たならばそれを失わなければならない。何かを失うには何かを得なければならない。ただ上げてやる事は出来ない。必ず自分も得なければならない。それから敵を倒した方法。キリスト教の無償の愛や、宗教とは何なのか、と重ねて考えると、荒木先生がどう考えているのか解る様な気がするのだが、これは穿ち過ぎだろうか。

 それはさて置き、敵役として登場した、珍しくも過去の話や性格が窺い知れなかった本当の意味での刺客、TATOO YOU!の十一人(「十一人いるっ」はやはりあれかな)も、その描写と、地味で実はちゃんと成立してないんじゃないかと思えるのに、実際戦うと相応に強いそのスタンド能力が相俟って、不気味な存在感を醸し出した良いキャラ達だった。一人一人の個性が無い分チームとしての存在感が凄かった、とでも言おうか。また出て来る事は無さそうだが、もしかしたら、と言う可能性も無くは無いので、個人的には再来を所望する。

 そして、新たなスタンド使い、マイク・O登場。ディオが何処かで逢ったかと言っている通り、ちょっとプッチ神父に似ている気がするな。しかし、こいつの口癖の「~世界」と、それに対するディオの感想が秀逸。かのスタンド能力と絡ませて、だがこのディオは過去のそれとは別物であると改めて告げられた様な、素敵な冗句だった。

 尚、このマイクのスタンドは「チューブラー・ベルズ」長釘に息を吹き込み、風船状に。それを更に加工して犬状にし、操ると言うもの。息を吹き込めるのは釘だけなのか、作れるのは犬だけなのか、まだ解らないが、何とも期待出来る能力である。

 新キャラはマイクだけでは無く、大統領夫人スカーレット・ヴァレンタインも登場。彼女の登場には、シュガー・マウンテンの結末とは違う意味で大変に驚いた。何せ百合だ。薔薇ならば解る。だが、まさかジョジョで百合が来るとは思わなかった。何周もした世界は、いやはや凄い事になっているな。

 そう言う訳で、ルーシーはスカーレットに喰われるのか否か。実に興味深く次巻を待つとしよう。
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