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2007.06.23 ルパン
 三世でも二世でも四世でも勿論八世でも押井守版でも無く、原作の方を映画化したものである。
 まず持って言っておくと、ルパンの原作はちゃんと読んだ事が無い。二、三話程度途中まで読んだ記憶はあるが、シャーロック・ホームズの様に通読はしてない。何故と言って、ルパンに余り魅力を感じなかったからだ。当時抱いていた知的でクールなイメージとはかけ離れた、俺口調で粗野な(心中描写が多かったからだと思うが)感じのする悪漢に、モルヒネとパイプをこよなく愛する名探偵の様な素敵さを得られなかったのである。

 と言う訳で映画の方に戻るが、はっきり言って微妙だった。

 まぁ何よりも脚本が駄目だな。父親が殺された過去、フランス王家の財宝の秘密、カリオストロ伯爵夫人との愛憎入り乱れる関係等と言った話の根幹を成す設定が、絶妙に繋がっていない上に数が多いので非常に薄く、また解り難い。登場人物達が色々動いていても、結局こいつらは何がしたいんだ、と言うか、何がしたくてそうなった、と首を傾げたくなった。

 では表題ともなっている主人公のルパンはと言うと、こいつも魅力を感じないのだよな。世界を知らない思い上がった若造にしか見えない。話が怪盗ルパン誕生前夜と言う様相なので、そう言った造詣は間違ってはいないのだろうが、しかしそれにしても、この後あれが怪盗になるとはとても思えない。やっている事はコソドロに過ぎないし、そんな凄い智謀も働かせていない。怪しげな年増の色香に簡単に釣られ、孕ませた娘には謝罪の一言も無い。パパンだったか「あいつは天才だな」と言うシーンがあるが、皮肉にしか聞こえなかった。

 他の点、例えば演出だとかアクションだとかファッションだとかも、お世辞にも良いとは言えない。強いて言えば、カフェ爆発の一瞬の絵が綺麗だった位で他にこれと言って褒められた所は無いな(まぁ逆に、最悪とも言えないのだが)

 まぁ、微妙な作品だった。そうとしか言いようが無い。普通につまんないと断言しても良い位ではあるが、そんな言い切ってしまえる程でも無く、本当に微妙。原作ファンが読んだら、また話は違うのだろうがな。
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