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2007.08.03 聖戦を語る
 三十周程(争いの系譜のみ三倍)したのでそろそろいいか、と『聖戦の』イベリアの考察でもしよう。
 ただ今回はそれ程謎らしき謎は無いように思われる(少なくとも、隠しトラックに関する暗号がゴタゴタで公開されているだかされていないだかと言う状況では)。まぁそれでもちらほらと深読みしたくなる部分が多々見受けられるのだがな。

■物語の概要
 これに関しては、上手く纏めてられたので五条氏の所から引用させてもらう。手抜きじゃないぞ。

・レコンキスタ発動
   ↓
・少女の両親が殺される
   ↓
・少女も致命傷を負う
   ↓
・逃げ込んだ洞窟に封じられていた悪魔を、何かの拍子に解放した
   ↓
・悪魔と契約を交わし少女は永遠の命を手に入れた
   ↓
・悪魔は争う両軍を襲撃、結果として戦争の終結を早めた
   ↓
・レコンキスタ完了


 大体この様な所であろう。ただ『侵略する者される者』の最初の辺りの国名地名人種名オンパレード(ここは羽鳥の所を参照に)や老預言者の台詞と思われる『カスティーリャを中心とした啓典連合王国の成立は~』言う所から、実はまだ聖戦=レコンキスタは終了していないのでは無いかと思える。

 カスティーリャを中心とした啓典連合王国とは、カスティーリャ・アラゴン=スペイン王国の事だろう。史実によるとこれは1479年の事であり、成立から二十年後にグラナダは陥落し、レコンキスタは完了する。啓典連合王国が別のもの(史実とは違い、キリストとイスラームで和解が成立した)である可能性もあるが、基本的に史実に沿っている様なので、スペイン王国として良いのではなかろうか。

 つまり弱い私、ライラが憎むに至った相手=(悪魔シャイタンと思われる台詞『人類諸君ヨ、我コソハ君達ノ敵ダ』から)恐らくは人類そのもの(これがルキアであるならば、憎むと言う時点で『そんな論理は間違ってる』と言いそうだが)に襲い掛かったシャイタンの存在が、史実におけるスペイン成立の要となる内乱に変わったのでは無いか、と思うのである。敵同士が味方になるのは更なる敵が必要だからな。

 この後悪魔が去って行った理由は、よく解らない。倒されたのか、別の地平へと旅立っていったのか。そういえばこの地平或いは地平線と言う言葉。大概あるのに今回は出て来なかったな。

■ピレネーを越えてやって来る者
 今回何故解釈するのが楽なのか、と言えば理由は二つ。一つは概ね史実に則っていると言う事。ネットは広大で、これであれば調べれば幾らでも調べる事が出来る。そしてもう一つは、先程少しだけ言った別の地平=他作品との関連が薄い事だ。

 一応『書』『歴史』『六番目の女神』(うんめい)『観測者』(ふうしゃ)等、サンホラーが狂喜しそうな言葉が散見出来るが、前後を考えると、これは雰囲気付け及びミスリードであると思う(これもある意味生と死の物語だから、双児の人形が訪れているかもしれないが)歴史と書=黒の預言書である可能性は若干あるが、内容的に旧約聖書を指していると思われる。所謂黒歴史を描いた預言書に少なくとも流れは史実に則ったレコンキスタの記述があるとは思われないしな(『歴史が語らざる/騙らざる』ともある)

 強いて言えば、イスハークとラミレスの二人が、名前だけ出て来て来た事、『狂詩曲』とある事から次の物語は彼等二人がメインになると思っている。まぁ、次の、なので何とも言えないが。

 そんな中、唯一関連がありそうなのが老預言者最後の台詞『願わくば彼方より来る軍馬の嘶きが堅牢なる国境ピレネーの頂を越えぬことを』である。特にピレネー、だな。

 ピレネーとはピレネー山脈の事で、フランスとスペインの国境にある。

 流浪の民である老預言者の台詞として、これはイベリアに吹き荒れる戦乱がピレネーを越えてヨーロッパに飛び火するのを恐れている、と捉える事が出来る。同時に、逆にも取れる。

 これはかなり強引な解釈である為、妄言を聞きたく無いものはこのまま戻るといいが、逆の解釈=つまり、彼方よりピレネーを越えてやってくる者である。賢明なるサンホラーであれば、何が言いたいか解るだろうが、つまりあいつだ、アルヴァレス将軍だ。

 何を馬鹿な、と思われるだろうが、一応根拠はある。まずはクロセカの『聖戦と死神第一部』フランドル歴182年アラゴンの戦いにて、アルヴァレスはピレネーを越えてイベリアにやって来、大暴れを繰り広げている。『聖戦のイベリア』のテーマは繰り返される争いと思われ(最初の『ラミレス将軍に続け』もまた過去にあった台詞に類似している)そうであるならば、史実通りにスペイン王国が勝って終わりと言う事もあるまい。侵略する者はまたされる者であり、犠牲者ばかりが増えて行くのである。

 また老預言者の台詞は最後まで語られない。正確には語り終えた所で、唐突にぶつ切れる。これは次の曲に続くと考えても良いだろう。しかしこうとも捉えられないか、このぶつ切りとその後に続く空白部分は、史実から黒歴史に移っているからと。かつてクロセカの<空白>のクロニクルでこの様な台詞があった、『(前略)空白の十秒。君の世界へと続くクロニクル』これは逆もまた然りでは無いか。我々の世界から彼方の世界へも続くのでは無いか。

 まぁこの説だと、フランドル歴は一体何時(個人的にはローマ帝国全盛期及び神聖ローマ建設辺りの九世紀から十世紀と踏んでいたのだが)なんだよ、とかイベリア以外の部分はどうなってるんだ、とか、地名何か違わないか?とか、色々と問題がある訳だが、黒の預言書に書かれた記述は史実に置いて語られていない歴史=黒歴史である為、あまり拘る事も無いのでは無かろうか。

 そう言う訳で、自分としてはこの後イスハークとラミレスが争ってる最中にアルヴァレス将軍が無双ばりに蹴散らして行く展開になったらいいな、と思いながらとりあえずここまでにする。

 書く事があれば追加し、どんどんと訂正して行こう。
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