上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[メキシコシティ 2日 ロイター] メキシコシティ在住の女性が、夫の死体をベッドサイドに1年間置いていたことが明らかになった。近隣住民が悪臭で苦情を訴え、駆けつけた警察が死体を発見したという。

火曜日、通報を受けた警察がメルセデス・ベラルデさん宅のドアを壊して家へ入ったところ、寝室のベッド側でベラルデさんの夫、エドマンド氏の腐敗した死体を発見した。

当局の発表によると、夫は自然死したとベラルデさんは話しており、生前のエドマンド氏が精神的な問題を抱えていたことから、その死因について詳しく調査を行っているという。

また、地元メディアは息子が死体にわいた虫を定期的に取り除く作業を手伝っていたと報じている。

警察はこの報道を認めていないが、夫婦には二人の子供がおり、どちらも自分の母親が死体をそのまま置いてあることを知っていたと発表した。

家族全員の精神鑑定が行われる予定で、検死結果が出た後に刑事罰に問われる、もしくは全員が精神病院に入院させられる可能性があるという。

当局は、たとえ家族の一員であったとしても、その死体を隠すことは犯罪であるとコメントしている。

メキシコシティ検事当局の関係者は、「確かに、この家族は精神的にどこか問題があります。これは犯罪です」と述べた。


 墨西哥のイメージとして土埃、砂煙、燦々と照り付ける太陽に、ぶんぶん飛び回る虻と言う、どう見てもデスペラードやザ・メキシカンの見過ぎです本当にありがとうございますなイメージしか持ち得ない理だが、実際の気候風土がどうなのかは知らない。どうやら場所によってかなり変わる様だしな。

 とは言え、まさか雪が降る様な場所ではあるまい。乾燥しているかもしれないが、太陽が照り付けると言うイメージに概ね間違いは無いだろう。そんな中、一年間も死体を放っておくなんて尋常な事では無い。近隣住民が感じた悪臭等想像したくも無いな。妻及び息子はその悪臭が平気だったのだろうか。

 もし平気だったならば明らかに精神を病んでいる。当局は相応の対処を取るべきだ。

 と、まぁ、そんな風に真面目に語って見たのだが、正直こいつらがどうなろうと知った事では無い。寧ろ自分が関心とするのは、この妻が一体何を考えてベッドに寝かせていたかだ。

 その理由は幾つでも挙げられよう。先程も言った様に精神的におかしかった、つまり理由等無い。或いは余りにも夫を愛していたが故に死んだ後でもずっと側に居て欲しかった。若しくは、人類に置ける究極の愛に目覚めていた。もっと言って、精神的におかしい夫を殺したが故に公表出来ず、隠している間に自分達もおかしくなった、とする事も出来よう。

 解釈等幾らでも出来る訳だ。ただ個人的に、これではっと思い浮かんでいる理由がある。

 根拠はまず舞台が亜米利加大陸である事。墨西哥と言えばマヤやアステカの様な我々からすればまだまだ計りきれぬ文明が存在した地である。その昔の事になると、一般的には本当に良く解らない。言い換えればこれは、何があってもおかしくないと言う事でもある。

 そして死んだ夫もまた精神に不調を期待していた事。見えざる精神の荒廃を推し量るものは当人の外的行動であるが、実は内的には真っ当である場合もある。あくまで周りからそう見えるだけで、本当は(少なくとも当人にして見たら)正気である、と。例えば魔女や魔法使いの類が呪文を唱えていたら、あいつ頭どうかしてるんじゃないか、と思うのが現代人である。

 さて、長々と語って来て一体何が言いたいのか、とそろそろ読者も痺れを切らし始めたと思うので言うが、自分はこの事件をかのH.P.L作品において心の底から中学生である理を震え上がらせた『戸口にあらわれたもの』の再来では無いか、と考えている。宇宙的恐怖では無く魔術的恐怖に苛まれ妻は夫を殺すが、実は夫は既に魔術を成功させていて、精神の交換を行っていたのでは無いかと。一年間も死体を放置していたのは、変わり行く魂を屍ごと灰に帰したくなかったからだ。そして妻の方もそれに気付き、錯乱していったのでは無かろうか。

 実際の所どうかは解らないが可能性としては在り得ると思う。願わくば、夫の死体が早期に焼却され、妻が昔からの芸術家と作家気取りの城に永遠に隔離される事を祈りつつ、一言こう言おう。

 クトゥルフヤバいマジヤバい。













 ……おや、窓の外に誰かいる様だ。一体こんな時間に誰だろう
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://tasogaremignon.blog79.fc2.com/tb.php/445-c0b983c8
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。