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[ベルリン 24日 ロイター] あるドイツ人男性が、死亡した母親をひじ掛け椅子に2年間座らせたままにしていたことが明らかになった。母親のお気に入りだったひじ掛け椅子で、「どうしても葬式をする気になれなかったから」と男性は話しているという。

ドイツ南部フュルステンフェルトブルックの地元警察によると、母親は2005年7月、椅子に座ったまま自然死した。当時、医師が死亡診断書を男性に渡していたが、彼はそれを提出していなかった。

近隣住民から通報を受けた警察が母親の死体を発見した。男性は警察に対し、「母を動かしたくなかった。母が死亡してから、ひじ掛け椅子が置いてある部屋には一度も入っていません」と話しているという。埋葬法に違反していないかについて、警察は捜査を進めている。

この記事はロイター通信社との契約に基づき、エキサイト株式会社が日本語翻訳を行っております。


 ついこの前同種の事件が墨西哥で起こった事を告げた訳だが、この印象の差は何だろう。一年では無く二年、それも異常ではあるが自覚ある愛を持っての行為には、哀しくもその深さに唸らざるを得まい。何時もの如く流石独逸である、と。

 しかし、幾ら独逸が北にあるからと言っても、死体が腐敗しない筈があるまい。異臭騒ぎが起きなかったのは密室状態に加えて気候風土、及び住食衣の建築概念(彼等は古きものを大事にし、後世まで残る様な家を造ると言う)が故だろうが、それでも生活に支障を来たさなかったとは考え難い。それを埋めたのは、母親への愛であったのだろう。例えそれが望むと望まざるとに関わらず。

 其処に浪漫は在ったのだな、と何の捻りも無く十一文字の伝言を遥か地平線の向こうに行ってしまった母親と、そして残された息子に送りたくなった理である。まぁ、浪漫と法律は多分別だろうがな。そこら辺りの融通の利かなささもまた実に独逸らしい。
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