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 先のブララグヨルムンガンドと共に、こちら『黒博物館 スプリンガルド』も購入して来た。
 うちのサークル部屋にあったのを既に読んでおり、面白かったが為に自分でも購入して、改めて読み直したのだが、いやぁこれは実に素晴らしい作品である。流石藤田和日郎であるな。

 内容は、かつて英国が倫敦を騒がせた、切り裂きジャックに並ぶもう一人のジャック、『バネ足ジャック』をモチーフにしたもの。ドラキュラ紀元にてこの名前を知っていた理だが、まさかこいつを主役に、ここまで燃える漫画を描けるとは。

 そう、この漫画実に燃える。帯にてゴシック活劇なる煽り文句が載せられていたが、正しくその通りで、十九世紀の倫敦の雰囲気を如実に出しつつ少年漫画風に熱い作品に仕上がっている。特に、雨の中、教会の前で対峙するシークエンスは、実に心滾るものがあり、そこから始まる戦闘や台詞には鳥肌が常に立ったままであった。

 いや本当、この作者はこう言う熱い作品を描かせたら、トップクラスであるな。

 またこの作品。後半には外伝として、バネ足ジャックの事件の後日譚的な話も載っている。マザーグースを配した王道ボーイ・ミーツ・ガール作品だが、これもまた熱い話で素晴らしい。あの人の満を持しての登場も楽しめる。

 そんな訳でスプリンガルド。かなりお勧めである為、まだ読んでいない者の中で、熱い話が大好きという者、或いはあの時代が好きという者は是非読むが宜しい。合間のコラムも勉強になる。

 ああ、後言い忘れていたが、物語の進行役として学芸員が登場するが、この女性がまた壊滅的に可愛い。最初は冷静沈着な大人の女性と見せて、だんだんと子供らしさを見出させるそのギャップは、その、反則である。あとがきを読むに、他の者達の評判も上々の様であり、次は是非彼女を主役にした話が読みたい所であるな。
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