上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 第二十六章第四十二章 あとがき
 という訳で、本編には何の関係も無いという思いを込めて、第四十二章 あとがきである。当初は二十七章を意図していたが、二十四章目(今の二十四章目の冒頭がそれである)が短過ぎという事で『小説家になろう』に登校出来ず二十六章と相成った。

 それはさて置き、思えば今年の夏から秋はずっとこれに取り組んでいた訳である。

 こうしてBlogに転載し、改めてその文章を見て行けば、なかなかに感慨深いものがある。

 尚、我等がミステリー同好会のメンバーからは、概ね好評であり……勿論、同じ執筆者としての世辞や何やらも含まれているだろうとは言え……なかなかに嬉しく思った次第。ただ、自分が意図していなかった部分で人気が出た事に際しては少し驚いたがな。セヴラン・モガールとか、ディルク・シュナイダーとか、後、「美しき乙女よっ」とか。一番最後とか、口に出すと解るだろうけれど、顔から火が出るとかそんなレベルじゃないな。アレックスはよくこんな言葉を言えたものである。書いた自分が言うのも何だが。

 勿論賛辞だけでなく、批評も貰っている。

 寧ろその部分こそ自身が学ぶべき所があると考えるので、大きな部分を三つ程上げておこう。

1.冗長である

 毎度毎度言われ飽きて来たが、今回もまた言われた。

 まぁ意図的にそうしているのだがな。こちらが真に伝えたい物語を、世界を読者に知ってもらう為には、出来るだけ詳細にそれを書き連ねる必要があるだろう。確かに短く端的に解り易い文章というのは素晴らしいが、実際問題、短い文章で伝わるものというのは限られると思うわけだ。そしてだからこそ、我々は物語を書く訳なのだが。

 ただ確かに自分はそんな書き方がまだまだ上手くない。きっちり長編を書いて完結させたのは今作が始めてなのだが、その事が良く解る。特に前半の進展の遅さは凄まじいものがあり、しかも会誌『黄金虫』掲載版ではラストと繋げる文章を入れ忘れた為に丸っきり設定語りに。

 長い割には巻き進行と言われたが、実に的を射た言葉である。もっと中身を充填せねば。

2.テーマ性の反映不足

 その1と少し被るが、これもまた大きい点だな。

 今作の一番のテーマを上げるとすれば、それは『前提』である。

 ありとあらゆるものにおいて存在する前提(歴史、知識、そこから導き出される思考、感情)。それが犇く論曇(ロンドン)という街で、前提を抱えた男=アレックスと、前提に縛られた少女=ノイラが、ありえない前提(同時刻に別の場所に存在する二人の同一人物)を覆し、犯人を捕まえる。真に前提とはスイッチの様に切り替えられるもので、視点を変えればその力点も変わり、前提も変化するのだ。

 という様な事を書き出したかったのだが、まぁ伝え切れてはいないな。

 その要因はアレックスの設定で、探偵嫌いの女嫌いとかある割には、こいつ明らかに初対面でノイラにマジ惚れしている。書いている最中には気付かなかったが、読んでみると一目瞭然であり、ミヨミヨが止まらなかったという感想が良く解るものである。

 これに対する原因は、自分が元々二人をくっ付ける事を前提として書いていた為だが、それ以上に人形もしくはロボットに対する一般人との価値観の相違が大きかった。ぶっちゃけ自分は人間とロボットの恋愛なんて全く問題無いと思っているのだが、どうやらそもそもその考え自体が違った様だ。

 その所為でエロゲ的ハッピーエンドを目指す事となり、設定に深みも出ず、総じてテーマを反映しかねる結果になってしまった。この辺りは腕がどうこうよりも人間性の問題である気がする訳であり、何と言うか、どうしたものかと真剣に悩むものである。

3.明らかにミステリーでは無い

 ある意味で最も致命的な問題。ある意味、と言っている時点で致命的だが。

 まぁ昔は兎も角今の黄金虫はかなりジャンル分けが曖昧であり、今期のそれでミステリーと呼べる作品は殆ど無いと言っても過言では無い。だがそれでも、今作は、一応、探偵小説に入る様な内容のものである。ただ少し設定がSF(サイエンス・ファンタジー)であり、スチームパンクであるだけで。

 で、蓋を開けてみれば(ネタバレ)犯人はタイムトラベラーだったんだよっ!!!! ΩΩ Ωな、なんだってーっ!!!!だ。それも殆ど何の伏線も無しに。世界観が世界観だけに、皆その登場については何の違和感も無く受け入れてくれた様だがしかし、探偵小説として読んでいたほんの僅かな人間は、間違い無く本を投げた事であろう。

 オチに関しては何の弁明もしない。そもそも、最初に思い浮かんだのがそのネタであり、全ては後から付け加えて言ったのだから。ただ、それでももっとやりようがあったと思う訳で、次に同様の作品を書く事があれば、もっと勉強した上で本格の一つや二つや三つでも書いてみたいものだ。サークルに入り、推理小説を少しは読んで、そのトリックに頭を混乱させている身で言うのも何だがな。

 大きな批評としては大体この様な感じだろうか。治すのは骨が要るが、精進するとしよう。

 ともあれ、『少女思想機械』をここまで読んで頂き、改めて感謝の意を示そう。

 願わくばその何人かが、面白いという感想を抱いてくれたならば幸いである。

 それでは、Vielen Dank!!!!

 →表紙
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://tasogaremignon.blog79.fc2.com/tb.php/573-a7697ef5
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。