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2008.01.06 マシニスト
 ここからの祭りは全て二度目になる。という訳で三本目、マシニストである。ネタバレありなのでご注意を。
 『リベリオン』『アメリカンサイコ』程では無いが、今作もなかなか有名だろう。

 クリスチャン・ベールの超絶ダイエットにより。

 ツナ缶と林檎のみの食事を繰り返し、数ヶ月で三十キロ近く落としたと言うのだか恐れ入る。最後の方ではドクター・ストップも掛かったらしいからな。それがたとえ嘘で本当はステロイドか何かの薬物をしようしたとしても、映画一本の為にそれを行おうとするとは、実に大したものであると思うね、理は。副作用もあるだろうに。

 その様な状態でベールが演じた主人公トレバー・レズニックだが、正しく鬼気迫るものがあった。今作を見るのは二度目だが、やはり異常な存在感を醸し出している。中でも最初の娼婦と寝た後の会話シーンや、警官に追われて逃げて行くシーンにおける彼の奇怪さは特筆に価する。見てて笑ってしまう程である。仮令二回目でも。

 他の所に眼を向けると、良かったのはその雰囲気だ。ネタと脚本としてはファイトクラブの方が上手くそれを描けていたが、今作のその全身に漂うあの静かな、しかし何かが潜んでいる様に張り詰めた霧の如き空気と白ずんだ絵はなかなか得難いもので、個人的に好みである。

 で、改めて見ると、色々とまた見えてくるものがある。例えば、最初見た時にこれはどうかと思ったアイバンの見た目とかな。正直、太っている時でもベールと似ていないだろうと感じたのだが、あれは罪と罰の意識そのものであり、だからこそあんな醜悪な描かれ方をしているのだな、と。人を殺した事から逃げ続けた傲慢で情けない、な。

 という訳で二回目も、なかなかに楽しませて貰った。まだ未見の者は、是非借りるか買って、ガリガリひょこひょこなトレバーを熱演するクリスチャン・ベールの姿と、独特のあの雰囲気を楽しむが宜しい。
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