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2008.08.08 ジャンパー
 反動で、こういうのも見たくなるものなのでげすよ。という訳で『ジャンパー』を借りて来た。
 さて、バイト先のゲオに置いてこの作品は今期の目玉(老若男女訳隔てなく、一定の収益が認められ、そうなもの)が一つであった。因みに他のは何かというと、『魔法にかけられて』と『ライラの冒険 黄金の羅針盤』である。如何に今期が微妙かという事が窺い知れるというものだろう。

 しかし、割合期待はしていたのだ。サミュエル・L・ジャクソンは出ているし、ダグ・リーマンの作品は娯楽作品として悪くない評価を得ているし、この三作の中では、一番レンタルされるだろう、と。そして案の定、確かに良く借りられていた為、嗚呼、これならば大丈夫かな、と思って見てみたのだが……あー、何と言うか、あれだ、その、

 アナキンはやっぱりアナキンでした。

 これに尽きる、と言って置こう。

 良く解っていない人に説明しておくと、ジャンパーの主人公はSWにて青年アナキン・スカイウォーカーを演じたヘイデン・クリステンセンである。青年アナキンと言えば、独りだけ感情的に突っ走ってそのまま暗黒面にまっしぐらしちゃったヘタレ高校生、というのが個人的な印象なのだけれども、『ジャンパー』の主役もそんな感じである。

 彼、デビットはジャンプ=瞬間移動能力を、十代前半の頃に九死に一生を得る体験をして、獲得した事が語られるのだが、しかし、その力の使い方で何をするかって銀行強盗して優雅に暮らす、だけなのである。決してそれを他人の為に使おうとはしない。あくまでも自分の為であり、幼馴染で実質的な恋人を助ける為に使う事はあっても、それだって結局は自分の思いの為である。

 その指針は、正義の為でも何でもなく、ただ自分が好き勝手行いたい、という行動原理でちょっと、もといかなり共感し難く、彼等ジャンプ能力者=ジャンパーを狩る組織『パラディン』の連中の方が、余程理に適っていると思う訳だ(やり方に少し難はあれど、ジャンパーの性癖と能力を試みるに、やり過ぎではあるまい)。話自体が単純な以上、主人公側を理解出来ないのは辛い所で、終始乾いた笑いしか出て来なかったな、デビットの行動には。

 かく訳でストーリーは何か駄目駄目なのだけれど、映像的には面白かった。ジャンプするシーンは余韻を残しつつも正に一瞬であり、これが後半、もう一人のジャンパーとジャンプ対決するシーンでは遺憾無く展開され、なかなか格好良かった。連続ジャンプからの突撃、殴りだとか、自動車ごとジャンプして突っ込むだとか、アイデア自体は素敵で、おぉーと、ボンクラ心に火はつけられた。

 総じて、まぁ映像だけ見る為の作品、かなぁこれは。映画としては、ちょっと微妙過ぎる。題材自体は悪く無いと思うし、他にやりようは幾らでもあったと思うだけに、個人的には惜しかったな。
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