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2008.12.12 ダークナイト
 劇場で見る事が出来なかった雪辱を旨に『ダークナイト』のDVDを購入。 一昨日家にて字幕を見、昨日サークル室にて吹き替えを見、で、今日サークル室にて再び字幕で見た。我ながら酷い有様である。特に昨日に至っては、授業を寝坊してサボったから、ダークナイトを見る為に大学へ来た様なものだった。
 しかしながら、それだけの価値は十二分にある映画である。DVDを新品で買うという事は殆どした事が無いのだけれど、三千円を軽くぽんと出しても、全く問題無い。いやさ、見れば見る程、何故劇場で見なかったのか、悔やまれる作品だ。本当に、惜しい事をしたと思う。

 そんな今作を一言で形容するならば、凄まじい、だろうが、もう少し正確に言うならば、疲れる、だ。そう、この作品、視聴に体力を使うのである。見終わった後、腹の辺りが締め付けられ、思わず深い溜息が漏れてしまった。思い返すと、見て疲れる映画というのに当たった事は無い。映画の内容に感じ入ったり、考えさせられるものがあり、それらの行為をした事によって間接的に疲労感を覚えた事はあっても、ただただ見るという行為だけで疲れたのは、この作品位だ。

 つまりはそれだけ密度が濃いなのである。正義と悪の対比、ヒーローの苦悩と受難を、サスペンス、アクション等の娯楽要素を盛り込んだ上で、ここまで徹底的に、真っ向から描いた作品というのも無いのでは無かろうか。

 確かにジョーカーは凄い。使い古され、最早その言葉自身に意味が無くなっている感がするが、悪のカリスマというのは彼の様な存在を言うのだろう。怖い、恐ろしい、狂っている、だが滑稽で、格好良くて、素敵な男だ。前作のビギンズは丁寧に造っていたとは思うが、どうにも悪役に魅力が無かった。今回はそれを払拭する活躍っぷりだ。ヒース・レジャーが絶賛される訳である。

 だがヒース=ジョーカーだけで無く、他の要素も充分凄かった。最初から最後まで一度もだれる事無く続く脚本は素晴らしいし、それに合わせた映像(特にバットポッド疾走シーンは心躍ったな。メイキングで、あれが実際に動いているのを見た時は更に踊ったが)や、我等のクリスチャン・ベイルを始めとする俳優人の演技も良かった。

 これらがまた絶妙に合致したからこそ、今作ダークナイトは、近年稀に見る高評価を獲得し得たのだろう。いやはや、実に凄い映画を見たと思う。重ね重ね、劇場の大画面で見られなかったのが残念で成らない作品だったな。

 嗚呼、そうそう。物凄いべた褒めしているこの作品だが、一つ、いや一人だけ納得の行かぬ者がある。ヒロインのレイチェル役であるマギー・ギレンホールが如何ともし難いのだよな。いや、女優として、彼女でなくてはならない理由があるというのは解るのだ。だが、それでもちょっときつい。幾ら内面云々言おうと、外面で吊り合ってなくては映画としてどうしようも無い。他は完璧だと思うが、これだけはちょっと納得行かぬ理である。
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