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2009.03.06 ウォンテッド
 ジャケットやポスター見る限りじゃどう見てもアンジェリーナ・ジョリーが主役な訳だが実際はそんな事も無かったウォンテッドを見る。バイト先の店長曰く、映像はともあれ話が微妙という事だったので余り期待してなかったのだが、嗚呼成る程という所。

 店長は主人公がへたれ過ぎ、と言っていたが、まぁ個人的にそこは良い。へたれがへたれじゃなくなる話だから。しかし、そうなって行く過程に何とも説得力が無い。成る程、理由は解る。経緯も繋がる。が、主人公の気持ちがどうも弱く、見ていて置いてけぼりされた印象が。些細な事で自身の行き先を決める位の主人公の意思脆弱を表しているのかもしれないが、それにしたってちょっと弱過ぎる。

 特に最初の暗殺者入りする所なんかね、亡き父の遺志を受け継ぐというのは理解出来るのだが、その割にあっさりし過ぎだ。更に弱い決意が次の行動や事件に繋がって行くのだから、全体的に何故そこでそうするのか、首を傾げる結果になってしまっている。頭で解るが心で解らない、という所だろうか。物語進行上、重要なキーとなる暗殺結社の掟も突っ込み所満載であるしな。

 で、映像。確かに実写でこれは凄いと思うし、アイデアもなかなか(ラストのノンストップで敵の武器奪いながら進むシーンとかね)で、唸る所もあったのだけれど、今まで見た事も無い、というのはちょっと言い過ぎかな? ガンアクションやその見せ方としては路線的に同じものを感じる『シューテムアップ』の方が新鮮味を覚えたし格好良かった。

 後、話としての問題でも上げた、動機の脆弱さ、理由の無さというのが、こちらの方にも出ている。中でも弾丸の軌道を曲げて撃つ方法は、ビジュアルとしてもテーマとしてもこの作品の肝みたいなものだと思うのだが、どうやってやるのか良く解らない。何と無く、理解は出来るのだが全く説明がされていないのもどうだろうか。

 思うにこの映画、話も映像もテーマも設定も全部含めて、何処か大雑把なのだよな。もうちょっと練り様もあっただろうに、細部にまで力が入りきれていない感を受ける。原作あるらしいんだが、そちらでもこんな感じだったのだろうか? なら、国民性の違いともあるかもしれないがね。まぁ、ボンクラ魂を熱くさせるものはあるんだが、燃焼→昇天までさせてくれる程のものは無いな。因みに昇天させてくれたものを具体的に言うとリベリオンとかね。うん、あれは良かった、実に良かった。ベールもチャンベールアクションも炸裂して。

 という訳で、この作品に関しては、ちょっとお勧めしかねる。色々と悪くは無いんだけどねぇ。
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