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 ファンとしては是非劇場で、という所だったのだけれども、行く暇が無く、結局DVD。まぁ良く在る事であるが。

 原作者のファンの先輩から、原作を読ませて頂いた時は、『綺麗過ぎる』『余りに地に足が付いていない』という理由で好きになれず、今作は期待しつつもどうか、と思って見たのであるけれども、なかなか面白かった。

 何時もの『らしさ』(飯とか押井節とか。後者に関しては、要所要所で飛び出していたし、相変わらずヒロインおかっぱだし)が抑えられているのは、個人的に残念といえば残念だったが、でも充分良かったと思う。癖が無いという事は逆に受け入れられ易いという事でもあるしな。

 映像や音響に関してのこだわりというのは、まぁ言わずもがなで。シーンとしては、思っていたよりも少なかったけれど、空戦シーンはやはり見物だった。あの大交戦とかね。ラストの、ティーチャとの一騎打ちも良かったが、場面としてはあそこが一番良かった。

 話としては途中まで原作通りだけれど、結末がまた偉く違うのね。テーマとしてはこちらの方が好みだが。

 原作の方だと、主人公も水素も、最早諦念の域まで届く達観を帯びている風に感じた(もう大分前なのでうろ覚えだが)が、映画の水素は見ていて実に危うい。その危うさが、人間臭いというか、嗚呼そうだよな、という気分にさせる。三ツ矢の慟哭もそうだったけれど、永遠に子供のままで居続ける事、変わらないという事を肯定するにしても否定するにしても、人間はもっと悩み、考え、そして行動する生き物だと思う訳であり、その意味で、ラストの主人公と水素の遣り取り、独白、行動は納得出来るものがあったかな。

 という訳でまぁ面白い作品だった。世界観とか雰囲気とかは、実は趣味じゃないが、でも、うん、悪くないと思う。
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