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2009.08.28 ナンバー23
 一時期レンタルで見る度に予告をやっていたから、気になって見た。

 ジム・キャリーが一冊の本によって、23エニグマ(23という数字に矢鱈執着する思想)に陥る話。

 前に見たジョニー・デップの『ナインスゲート』みたいな映画かと思っていたら、そんな事は全然無く、23に纏わるトンデモ解釈と共に映されるちょっとSawに似た御洒落グロOPに始まり、小説の体裁を取っている本の映像を至る所に挿入しながら進んで行く前半と、素直にサイコサスペンスであった。

 23という数字と、それを記載した本に踊らされる主人公はなかなか面白い。彼の影響か、見ているこちらも擬似エニグマ的に、映画の中にある23という数字を見出そうとしてしまっていた。嗚呼、狂気とはこの様な風に伝染するのだな、と少し解った気がする。

 でも全般的に狂気の度合いが足りていない気がするし、後半部に至る為にご都合主義的な偉い飛躍があったり(主人公が、あのメッセージに行くのは解らないでも無いが、せめて何故そこに至ったのかのシーンが欲しかった)、またオチもかなり早く示された事で、これはもしかしたら、と思っていたら、ラストはやはりな、という感じであった。

 別にオチが途中で解るのは良いが、最後の最後で収まるべき所にすとんと収まってしまったのが、勿体無い気がする。 それこそ永遠に続く2÷3(=0.666……)の如く、混沌とした世界に引き摺っていってしまった方が良かったのではあるまいか。ジム・キャリーだから余り無茶出来なかったのかもしれないけれど。でも、だからこそ、という気もするんだがなぁ。

 ともあれ、期待した程の作品でも無かったが、まぁまぁの佳作ではあったか。初秋の夜には打って付けかもしれない。いや俺見たのついさっきだけどさ。秋の夜、もとい夜長というのが、実に都合の良い表現なのは認めるけどさ。
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