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 最っ低に趣味の悪い映画である。コーエン兄弟ってこんなんばっか撮っているのだろうか? 『ノーカントリー』しか見た事無いが、あの映画の後でこんな映画撮ってんじゃねぇよ馬鹿ぁ、と全力で叫びたくなってしまう様な作品だった。

 勿論褒め言葉である。

 いや、笑った笑った。腹の中の胃の腑の底から黒い笑いが、けらけら込み上げて来て、仕方が無かった。もう終始、あーあ、の声に尽きなかった。素敵だ。実に素敵なブラック・コメディである。

 何せ洒落になっていない。脳筋全開のブラット・ピットが全面に出、ジョージ・クルーニーが真面目な色ボケを全開に、全身整形に命を燃やす、うざったくもまぁこういう女いるよなって女をフランシス・マクドーマンが演じたりと、その他また豪華な登場人物含め、単体ならば、しょーもない人達として流せる輩が、ぐじゃぐじゃと複雑に絡み合い、あれよあれよともつれ込んで、流血沙汰にまで発展してしまう。実に笑えないのだけれど、そこに至るまでがまた何ともしょっぱくて、にも関わらず、結末とそれを捉える人々の反応が余りに大仰なものだから、そのギャップについついと笑ってしまう。

 笑えないからこそ笑えるというコメディで、多分受け付けない人も居るだろうが、自分としては実に良い映画だった。嗚呼本当、『ノーカントリー』の後にこういう作品を撮ったというのは凄い。確かに一つの解答ではあるのだろうけどさ、ここまで直球の変化球を投げてくるとは思わなかったね。

 で、どうもコーエン兄弟というのは、基本的にこういう作風なのね。実に気に入ったので、また過去作を借りてこよう。 
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